元石清水八幡宮

奈良の元石清水八幡宮からは冬の風物詩、若草山の山焼きや打ち上げ花火がよく見えます。

起源は鷲塚古墳に眠る霊魂を鎮めるための祭礼というべきものであり、供養のためでもあったとされています。

現代では慰霊や鎮魂といったものでなく、平和を願う人の思いなど、それぞれの人が様々な思いを胸にこの日を過ごしているのでしょう。

点火前には綺麗な打ち上げ花火が夜空を彩ります。
そして、山一帯が燃えて、多くの人の願いと共に奈良の夜空が真っ赤に染められて迫力のある景色を見ることができます。

この日、多くの人たちがそれぞれの思いで同じ夜空を見上げ、燃えさかる炎と共に真っ赤に染まった空へ思いを届けるのでしょう。