「子平（しへい）推命」とは
子（ね）は方角でいうと「北」、五行では「水」を表わしますが、水の表面の如く平ら＝「中庸」というのが語源となっています。
人の運命を推し量る占術としては、一般的に四柱推命が世に知れ渡っていますが、残念ながら四柱推命では人の運命を審事するということまではできません。
命式八字の構成は同じでも、その八字の陰陽五行を捉える概念が違うからです。
生年月日生時間の意味合いは四柱推命と子平推命では、個人によっては大きな違いとなって現れることもあります。
占術とは「何事も運命からは逃れられない」という立場を主張するものではありません。
「暦」を看るのと等しく、種をまくにも時期があり、船を出すにも風を待つように、結婚や企業設立や開店など、人生の大事に臨んでその時期を訊ね、日々の行動に迷いがある時、その指針を得るためのものです。
広大な宇宙の中の地球、さらに日本という国の、今この時代に生きて命ある自分。
より細やかに、大切な「我が身」を知る手立てに、私達の偉大な先人達も活用し、後世に残してくれた占術「子平推命」にふれてみてください。